テトラワンタッチフィルターOT-30の改造パーツ、仕切り板も完成いたしました!! 昨日の改造その2で製作した底板と合わせて、もう使えるようになります。ぜひこの休日にはこの改造パーツをお作り下さいね。
仕切り板とは濾過器の水流を決定する板です。濾過器背面から流れ込んだ水が、濾過器の底を通り、そして今度は濾過器の前面を上がってきて、吐水口から出る。この流れを作り出すのです。
では早速、製作記事に移ります。
まずはプリントと切り出し、糊付けです。底板よりさらにカンタンで、すぐに切ることができるでしょう。
型紙を使って、PPシートを切り出します。切れ目を付けて、曲げて、さらにそこに切れ目を重ねて・・・とやっていくと安全に切ることができます。
PPシートの代わりに下敷きでも、音楽CDのジュエルケース(これはスチロール樹脂ですね)でも(ちょっと無理かな?)、ビデオテープのケース(こりゃまさにPPですね)でも、段ボールや厚紙をビニール袋でくるんだモノ(とほほ)でも、なんでも良いですね。
私がPPシートをお薦めする理由は、切りやすいと言うこと、濾過器に傷を付けにくいと言うこと、見た目がなかなか良いと言うことです。安全性も、食品の包装に使われる素材ですので比較的安心だと言うこともあります。
完成したパーツを濾過器にセッティングしてみましょう。昨日製作の底板をあらかじめはめておいた濾過器の、純正濾材をはめる溝に仕切り板をセット。これで完成です。
底板と比べて、仕切り板はカンタンでしたね。そして濾過器チャンバーの中に濾材をたくさん入れます。リング濾材が良いですね。
ポイントは、モーター部のチャンバーと濾材部のチャンバーをつなぐ通路がありますが、ここを濾材で埋めないこと。多分リング濾材なら大丈夫だとは思うのですが。
給水の理論最大値として、ワンダーチューブ(水槽から濾過器に水を運ぶ管のテトラ呼称)の断面積を通過できる最大量が上げられます。
濾過器の内部は、最低限この値の水の通路が確保されていることが必要。1カ所でもこの値を下回った場合にオーバーフローします。
この手の改造の場合にネックになるのが、モーターチャンバーと濾材チャンバーをつなぐ通路、そして水を折り返す底板の部分。ここの水路を確保することが重要なのです。
当blog濾材バスケットでもしっかりとその部分は研究されています。斜めの部分のところをなるべく小さくしたいのですが、小さくしすぎると水流MAXに対応できません。
利根川式ot-30改造仕切り板.pdf
ダウンロードしてお使い下さい。では、安全に注意して、よろしくお願いいたします。